Yang-chin

揚琴

揚 琴/ようきん

友枝良平


 中国の打弦楽器。起源はペルシャ。台形の箱に張られた 60 ~ 180 本の金属弦を 2本の竹製のばちで打ち鳴らす。120本程度のものが標準。「楊琴」とも書き「Yang-quin」とも発音する。

 弦はひとつの音に対して 2 ~ 5 本ひと組で張られ、それらが同時に打たれることで 共鳴を起こし、非常に余韻の長い、深く豊かな響きを生む。

 

 独奏のほか、ニ胡や笛などとの合奏、京劇などで用いられる。北京、上海、蘇州、台北、香港などで製造されている。同型の楽器は世界中に見られるが、古くから日本に伝わった形跡は見当たらない。

 調律を変えることで様々な音階を作ることができる。

 

 Ryohei の揚琴は北京製だが、共鳴を最大限に活かすために、独自の調律を施している。バチも手製のものを用いている。したがって、奏法も中国のスタンダードなそれとは異なっている。

 

揚琴

2011年11月24日 京都・法然院にて
2011年11月24日 京都・法然院にて

 演奏者からのメッセージ(会場内配布用パンフレットなどに使用しているものです)

 

 こんにちは。揚琴の120弦の響きとゆらぎ、繊細で深く長い余韻・残響に耳を澄まして下さい。共鳴によって複雑に絡み合った響きはある時は、一本の絹糸のようにしなやかに張り詰め、或いは光の玉のように空間を満たし、ゆらぎます。この独自の響きとゆらぎを私は "SOUND GRADATION = 音彩" と名付けました。

 静寂と自然との対話から生まれた音彩が、きょうも皆様の心の琴線と共鳴を始めることを願っています。どうぞ、ごゆっくり。

 

 -- Ryohei TOMOEDA

 

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2011.04
2011.04

友枝良平